コバコーについて
こだわり
弊社は、群馬の北部山間部の国道120号線沿いにあり、当時輸入材料を主に使用し建築をしていたが、毎日々木材業者に伐採され木が 弊社の横を通るのを見て、自社で使用しているの木材は米材料。“なんとか、この木(運ばれている群馬県の材木)を使った建築は 出来ないものだろうか!?
なぜ、アメリカの木を使用しなければならないのか・・・
コスト面でも大軽木の方がロスも少なく簡単に 材料の調達ができるのに。それより外材に頼ってしまっていた”と思い、その時から新たな考えを持ち、まず内地材(県産材)に目を向け 林業業者の所に相談に行き、新たな材木調達がはじまった。
だが、原木を手に入れたものの、探してみると原木の製材工場が地域には、なくなっていた。 外材の使用の多様化により、製材工場の必要性が減少したのでしょう。県産材を使用するためには、製材機の導入が必要であると考え、 製材機の導入を決断した。
当時、県産材100%で家を建てたいと言うお施主様の要望があり、一般の建設会社が導入している機械とは 比べ物にならないくらい大型の四面プレーナーを導入!(1本2tちかくもある大黒柱を正確に仕上げるためには必要だった!) 県産材に目を向けたのは、地域産業の発展、究極のエコロジー!!
=県内の木を使い、残りでチップをつくり、山にまく(自然に戻す)ゴミを出さない。=
自社で製材が出来るようになってから、長尺材の使用ができるようになった。
定尺材とは(3mまたは4m)を使い、 2間の間口の家なら4mを2本継いで使用していたが、長尺材を使用することによって、つなぎ無しの1本の木で構成することができる! 当然のことながら強度は増すと考えられる。
本物の日本家屋
本来日本家屋は、里山の木を切り使用し何百も年支えていた。 地域に残っている築200年の住宅は親子何世代(4~5世代)もの 耐久性があったが、高度経済成長期に取り壊され、現在では寿命が30年くらいしか持たない家が数多く建てられてきた。
団塊の世代の人達は家を2件目、3件目という建替えが出来る方も多くいらっしゃったと感じるが、今日では、一生に一度しか 作れない状況になってきたと思われる。
地球温暖化により、使い捨て時代は昔の話となりつつあり、いかに永く住み続けられる家をつくるか、今考え直す時に きているだろう。
そこで、永く住み続けられる家は、当然の事ながら耐久性に富んでいる家でなければならない。 現在家屋の解体をするにあたり解体費の高騰が続いている。(最終処分、また化学物質等処理が厳しくなっているため) 今後は、できるだけ自然素材の構成により、高性能な家を作っていくことが必要不可欠である。
家は耐久性に富んでいる家で、親子何世代にもわたり住まえる家を、親の時代、子の時代、孫、ひ孫・・・せめて4~5世代 住まえる家を考えていかなければならない!そのために、世代々のスタイルにあわせた変更が容易にできる家づくりが 基本となる。
考えてみると、子育てをしている最中の年層の人たちが家を求めるとき、子供中心の間取パターンとして、1階居間、 2階子供部屋が多い見られるが、子供が巣立ったあと気がついてみると寝室の狭い所で生活し、2階の子供部屋は空いた状態である。
生活のスタイルに応じた対応ができる家づくりも、
永く住める住まいづくりではないだろうか!